今日は三迫一門会の観戦に後楽園ホール行きました。
僕の古巣三迫ジムは4勝1分と好成績でした。

その後楽園ホールでの出来事。


僕が試合の合間に入口付近で休憩していると。

「射場さんお久しぶりです」と言う声で振り向くと


なんとなく見覚えのある顔


「昔お世話になりました」


と言われた瞬間


あーーーー思い出した!!


その彼は僕が三迫ジム時代に教えていた練習生で入会当初から「プロ志望です」とはっきり言っていた選手でした。


当時の僕はプロ選手を10人以上担当しさらに、タイトルを狙う選手も出て来てかなり忙しい状態でした。


ただプロ志望もなかなかいない時代にプロでやりたいと言う練習生だったので、僕も気にかけてはいました。


ただプロになりたいと言う事は甘い事ではないので、少し厳しく指導した事もありました。


それはもちろん僕なりの愛をもって


ただそれがうまく伝わらなかったのか、少し厳しくした次の日に



「射場さん僕はジムを辞めます」



と言って来ました。



厳しく指導した事の反発でした。



かなり強い口調で言って来ました。



そしてその彼が続けて言ったのは、


「僕は射場さんの事を入会前から知ってました。それは朝早くから選手を連れて城北公園で走りこみをしているのをみていて僕はこの人に教わりたいと思って三迫ジムに入会しました。」


そして


「自分は他で僕を見てくれる人のところに行きます」


と言いました。


僕も忙しさもあり、練習生にあまり指導できなかった事の反省もあり



「俺も忙しさを理由にあまり見れず悪かった。ただプロの世界は甘い物ではないから、他に行っても諦めず頑張れよ」



と言ってそいつとは握手をしてお別れしました。


正直握手に気がなかったのも覚えています。



僕はなんだか切ない気持ちになりました。

それは、自分が愛情をもって言った事が伝わらなかった事。
自分に教わりたくて入会したのに力になれなかった事。


そいつとはもちろんそれっきり。
だけど自分の心にはもちろん残っていました。



その練習生との再開でした!!



そいつがまず言った事は



「射場さんあの時はあんなに失礼な事を言って辞めてしまって申し訳ありませんでした。あんなに失礼な事を言ったのに、射場さんは他に行っても頑張れよと言ってくれてありがとうございました。」



僕はこれを聞いただけで正直泣きそうになりました。



僕は
それで今はボクシングやってるの?

と聞きました。


そいつは
「今日がプロ2戦目で初勝利しました」



僕は涙をこらえ



「よかったな!おめでとう!!」



と心から言いました。



あの後輪島ジムに入りプロデビューしたそうです。



こういう事が最高に嬉しい。



例えあの時反発されても



今そいつとは離れていても



あの時の俺の愛が伝わった。



若いヤツからたまに批判される。



だけどそれはいつか伝わる




今の俺を信じて行こう。




ボクシングジムは敷居を低くしなければいけない?



そうじゃない



そんな事が必要なんじゃない




関わる全ての人に心から愛情をもて!




そう改めて思いました。